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Channel: 津々堂のたわごと日録
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■江戸時代初期 肥後熊本藩第二代藩主【細川光尚】筆 紙本墨蹟消息文巻物

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              江戸時代初期 肥後熊本藩第二代藩主【細川光尚】筆 紙本墨蹟消息文巻物

                                      

 坂崎内膳正にあてた肥後守光利(光尚)の書状である。光利が肥後守に叙任されたのが寛永12年7月23日である。
諱を光尚としたのは、父・忠利死去後家督相続し、19年の秋に光尚と改名している。
寛永12年7月以降19年秋までの間の書状である。
文面から江戸在府の時分に書かれたものと思われる。父・忠利は熊本、祖父三斎は京に在る。
山本博文著「江戸城の宮廷政治」には、三斎・忠利・光尚の年次別の所在を明らかにする年表が記載されているが、是をもってしても、この書状の発進年の特定は難しい。
宛名の坂崎内膳正は初代・成政であろう。(父・兵庫助も同名を名乗っている。)
 (内膳、実は筑後牢人岡田修理二男、若年の時秀吉の人質、豊前ニて忠利に召し出されて400石、追々加増1,616石余、
  養父坂崎成方没後跡目拝領、都合3,000石余、綱利代加増1,000石、備頭、家老職を勤めた。天和2年3月25日歿)


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