■雑色草書(24)
一六五一甲佐屋又右衛門儀職人町別當被仰付候、職人町別當之 儀ハ、従前々職人之内より相勤來候處、職人之内別當可 被仰付者無之候ニ付、常々町人え被仰付候事 右寶暦八年四月日帳 一六六一本坪井立田口構際番所之儀、前々より御作事ニて候由、 右付て所之老人承傳居候趣等依吟味申出、右之番所及 大破候段達ニ付て、先今度ハ御繕被仰付候事 右寶暦八年四月日帳...
View Article■お安く読む・中公新書「蒙古襲来と神風 - 中世の対外戦争の真実」
蒙古襲来と神風 - 中世の対外戦争の真実 (中公新書) 服部英雄(くまもと文学・歴史館長) 中央公論新社...
View Article■1日2ページ約2時間
毎日ご紹介している「雑色草書」は、写真の如く見開き2頁を約2時間でタイピングしている。現代文ならば1時間ちょっとで終わると思うが、ほとんど一文字ずつ、たまにニ・三文字を打ち込むという作業であるからだ。悪友が「ご苦労なこったい」といいながら、「面白く読んでいるから、休まずにやれ」と励ましてくれている。おだてられて今日もまたタイピングに2時間を費やすることになる。
View Article■雑色草書(25)
一七三 覚 在人畜之者町方え入込、奉公人之姿、或定日雇等ニて致 人畜(にんちく) 渡世候者多相聞候ニ付、其子細人別遂吟味、書付相達可 申段、去ル寶暦九年卯十二月申觸候處、翌辰之春ニ至り、 夫々差出を以相達候、右之者共之内、在所え引取可致渡 世分ハ、急度引取せ可申候、若數十年町家え罷在、本所 え可引取所縁無之者ハ、町人數ニ被替下、又ハ養子等ニ...
View Article■作閥
朽木定彦さん関係の文書の読み下しがなかなか進まない。まだ9通ほど残っており全く先が見えない。現在読んでいるのは三渕嘉門が兄・帯刀(松井本家九代微之)、弟・内匠へ宛てた書状の写しである。共に松井営之(八代当主)の子息である。この書状は紫英が三渕嘉門を訪ねていろいろ話を聞いた状況を伝えている。 そんな中に「作閥」という言葉が出てくる。非常に興味深い言葉である。...
View Article■志水隼太殿
この志水氏は青龍寺以来の家格をもつ祖・清水新之允(雅樂助・伯耆・宗加)の一族六家の内の一家、隼太家(300石)の六代目に当たる。いわゆる日下部与助系のお宅である。一門は下の略図のように使用を広げて活躍した。 6、隼太 八代御番頭 九百石・内六百石御足高 文化十一年五月(目付)~文政元年七月 用人...
View Article■雑色草書(26)
一七九一馬會所割賦年分左之通 覚正月御割賦一貮両銀・日行司銀 但、御用馬壹疋ニ付貮拾六匁六歩宛 右貮両銀・日行司之銭高 一銭一貫三百三拾目 内 四百三拾目 八匁六歩宛 但、御用馬壹疋ニ付貮両宛五拾疋分馬指請取也 九百目 但、會所詰三人給銀ニて候、是を日行司銀と申也同御割賦一六百七拾目 但、馬指給銀同御割賦一三百目 但、會所詰造用銀...
View Article■八代朽木家取扱之扣写(四)御尋ニ付口上覚(一)
この資料は三渕嘉門(澄昭)が兄・帯刀(松井本家九代微之)、弟・内匠へ宛てた書状の写しである。三人共に松井営之の実子である。(系図参照) 御尋ニ付口上覚 四月五日之夕紫英私方江罷越申聞候趣ハ 定彦事内匠順養子ニ被致度由内匠ゟ 以御上書紫英江被申向候右之儀ハ當春...
View Article■ちょっと気になる「現代新書」三冊
講談社・現代新書出版部からのメール現代新書カフェ ・249 2017年12月28日より ●2455保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱【著者】西部邁...
View Article■雑色草書(27)
一八〇一舛改之役人相廻申筈付てハ、先達て御觸有之候、右付て 枡座 此方様よりも、追々ハ御届ニ可相成候條、兼て用候舛之 儀、書付差越候ハヽ、夫を以御届之儀可申段談、江戸詰 石寺甚助より申來、松平越前守様より御届ニ相成候由之 書付寫をも差越候、依之及返答候はゝ、舛之儀ハ寛文八 年以来京舛用來、尤末々ニ至候ては、人ことにハ京舛求得 不申候ニ付、御國中舛改之者被建置、大小京舛之寸法聊...
View Article■雑色草書(28)
一八〇(2) 覚 古川町久左衛門と申者、書付を以願候ハ、前々より釣懸 京舛之外、寫と名付、御當地ニて銘々自分ニ拵置用仕來 候舛有之、鹽、雑喉(ママ)、野菜、其外一切之荒物を計候舛ニ て候、然處、大小之不同をいたし、賣買ニ不足舛通用仕 候付、末々口論絶不申候ニ付、延寶八年之比、御城下御 町中うつし舛京舛ニ不相替様ニいたし、其上ニて懸り之 別當致極印、通用仕候へと被仰付、一同ニ改り候、然處、...
View Article■雑色草書(29)
一八一一御國相撲取、伊吹山・不知火両人、酒井雅楽頭様被召抱 (不知火:横綱になった不知火光右衛門とば同名別人、この時期前頭四枚目・後大関) 度由付て之江戸状之内ニ、右之貮人年季を限、御留被置 候儀ハ其通、御國之者永ク他所え御出置候儀ハ難成御國 法にて候段、申向有之候様申遣候趣相見候事 右寶暦七年正月江戸状扣 一八二 「相撲取ハ別段と相見候、尤外之渡世付て、一ヶ年...
View Article■ブログ始め
今年の熊本はお天気も良く穏やかな新年を迎えました。御地は如何だったでしょうか。私はいささかの体力の衰えを感じながらも、どうやら元気に越年致しました。元旦は雑煮の御餅を一つ、お節もおいしく頂きましたが、食がずいぶん細くなりました。19日には76歳に相成りますがこんなものでしょうか。どこまで続けられるか分りませんが今年も又ブログを発信してまいりたいと思います。お付き合いの程宜しくお願いいたします。...
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