180年前の今日、「肥後古記集覧」の編者・大石十郎右衛門が亡くなった。
十郎右衛門は大石 亅(ススム)家の十代、大石鳳兮 名は長龍、字は潜夫、一名眞麿又十郎右衛門と少子、鳳兮と号す。
藩に仕へ穿鑿所目付、郡代(文政十二年三月~文政十二年四月 飽田詫摩郡代(上・下益城助勤)(文政十二年四月~天保二年五月 小国久住郡代)、天守方目付を勤む。禄百五十石。肥後の舊記を収録し古記集覧三十五冊を編輯せり。其他遺稿数部あり。天保八年八月二日歿す享年四十八。古町阿弥陀寺に葬る。 (肥後人名辞書より)
「肥後古記収覧」 これは残念ながらデジタルアーカイブスなどでは紹介されていないようだ。
肥後の中世から近世にかけての貴重な史料集である。刊本として「熊本市史関係史料集・第4集 肥後古記集覧」があるが、現在では日本の古本屋でも見ることができない貴重本である。