Quantcast
Channel: 津々堂のたわごと日録
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7042

■大分県旧藩領域図を見てみたい

$
0
0

 「大分県旧藩領域図」というわずか58部しか作られなかった当社版製の本がある。
昭和15年に制作されたものだが、一枚一枚色鉛筆で着色がなされているらしい。
「日本の古本屋」で検索しても出てくるはずがない。大分県立図書館に3冊所蔵されているようだ。
大分県には「八藩」と「七領」が存在した。豊後國のみならず豊前國の一部が大分県に入ったので「ニ豊」と呼ばれている。
これらの「藩・領域」の正確な絵図が中々見当たらない。刊本では角川書店の「日本地名大辞典・44 大分県」にある「大分県行政区画変遷要図」があるが、境界の由来を知ることはできない。特に村単位と思われる各藩のちいさな飛び地があちこちに存在しているが、それが何という村で何故その藩の飛び地となったのか知る由もない。
十時英司氏の労作「大分県旧藩領域図」を見てみたい、写真撮影をしたいと念じているがさてどうしたものか。

             

                            「大分県行政区画変遷要図」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7042