私には数年前に亡くなった７歳年上の姉がある。生きて居れば今年の誕生日で84歳になるわけだが、七廻り目の亥年生まれである。
亥年生まれだから摩利支天から「摩利子」という命名の候補があったと母方の祖母から聞いたことが有る。
年賀状を書く季節になったころ、今年が亥の年ゆえそのことを思い出した。結局この候補は没になって「紀子」という名がつけられた。
随分以前姉にそのことを話したら、姉も聞いていたらしが別段気にしている風もない。
「お父さんじゃなくてお祖父ちゃんの考えじゃないの」といっていたが、そこのところは今となっては判らないが・・
祖父さまなら考えそうだとは思える。
そんな姉が「なんで摩利支天さんは、いのししの背中に乗っかっているかしら？」と不思議がっていたことを思い出す。
一応気にはしていたのだと、思わず頬がゆるんだ。
私も詳しくは知らぬが、調べてみようかという気になっている。