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Channel: 津々堂のたわごと日録
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■健軍という地区

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                                       一叢のコスモス 尾上に秋を居り  津々

 私が住む熊本市東区のかっては、その大半が健軍町で占められていた。
景行天皇の時代(弥生時代)が創建だとされる健軍神社のお膝元であり、健軍町は東区の6~7割ほどを占めていたのではなかろうか。
1970年代から住居表示が進められる中で、新たな町名がつけられていく。それは2007年まで続き現在の住居表示となっている。
結果として27の新しい街が出現し、それが既存の街と融合して、熊本5区の内では最も人口の多い地区となっている。
私の住む「尾上4丁目」の成立は最終番であったようだ。新しい街だから地名辞典などをみても、その由来を知ることが出来ない。
中にある「三郎」とか「灰塚」とかは、この地域を納めた、健軍城の阿蘇三郎に由来していたり、また戦場となったりした名残だと思われる。
ならば「尾上」の由来はどうか・・・全体がそうではないが、東の方は小高い丘陵地が「新外」や「山の神」の方へと続いている。
そんなところから来たものと考えている。

朝の散歩で、未だ入ったことのない道を進むと思いがけず丘陵地の尾上にでた。コスモスが秋の風にゆれている。
山は健軍飛行場(現・日赤病院や県立大学)から三菱工場(現・西部方面総監部など)を結ぶために、切通として道が開かれた。
これにマンションや住宅其の他が立ち並んでいるから、かっての山容を窺い知ることは出来ない。
広大な広がりを見せる旧・健軍町全てを眺めることは出来ないが、この地が戦いの場所であったことを想うと感慨深いものがある。


■元和拾年 萬覚書(58)

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                          (元和十年四月)廿五日

         |                                           
         |一、廿五日  道倫 甚左衛門〇  当番  朝曇 道倫午刻後、フルイ付候様ニ付而、不罷出候 
         |  
         |  廿四ノ日
八屋村ノ盗人ハ磔 |一、八屋村之三七郎、中津御れう分へぬす人ニ入、ぬすみ物を、中津ノ町ニ、しちニおき申候をさ  
十才以上ノ男子ハ |  んさく仕、あらわれ、則、八屋村ニはつつけニかけ可申由、申被渡候、右ノせいはいノ仕やう、
成敗       |  民ア少殿■談合ニ而候、男ノ子有之ハ、十さいゟ上ニ而候ハヽ、さいばい可被仕候、女はう共ノ                     
女房ノ道具ハソノ |                        被    (候ヵ)
ママ他ハ闕所   |  道具ハ、其まゝ遣候、其外ノ道具ハ、けつしよ可仕候由ニ□事、女子ハ其在所有付候様ニ、可被  
女子ハ在所ニ有付 |  申付候
カシム      |
         | (ママ)
人ヲ売リシ両名ノ | 同四日
妻子ハ在所ニ有付 |一、下毛郡さいの原孫三郎・藤木村ノ與九郎、妻子ハ其まゝ在所ニ有付候様ニ、可被申渡事、是も民
カシム      |  ア殿談合ニ而候
         |
         | (ママ)
立花宗茂室死去ニ | 四日                 被成
ツキ出府セム   |一、たちはな飛騨殿御内き御はて候ニ付、にわかに御上りニ、来三日ニ大里へ御つき被成候、御ふる
大里ニテ接待   |  廻之事、民ア殿へ談合被申、可申付之事
         |                             立花宗茂の最初の奥方は誾千代姫だがこの時期既に亡い。のち継室二人があるが、最初の継室か・・・
成敗セシ加子ノ妻 | 右同日
子ノ処遇     |一、御加子與三右衛門女はう・男子むすめハ主次第ニ、何方ニ成共、をき可被申候、男ノ子十五、六
十五六才ノ男子ハ |              〃〃
他国へ払ハシム  |  ニなり候をハ、他国へ払可被申由、被申渡候事
         |
         | 廿五日
         |一、服部九郎左衛門登城ニ而、古市村與三左衛門ニ銀子借り申候間、其切手御座候間、其御心得候て
         |  可被下之由、被申候事
         |
桧物屋新介台所ノ |一、ひ物屋新介登城ニ而、ね段之儀、相済不申候由申候、則、和田伝兵衛よびニ被遣、相済候様ニと
道具ノ直段決着セ |  被申渡候処ニ、伝兵衛被申候ハ、御たい所方之御道具ハ、たい所御奉行仕はすニ候、其段之様子
ザルヲ申ス    |  ノ 御印之写御かた書被成、被下候ヲ、持参被仕候事
台所奉行ノ役目  |
御印ノ肩書    |
         |         (是門)
忠利小笠原長元ノ |一、矢野利斎・米田與右衛門登城ニ而、民ア殿はや舟、 殿様へ御かい被成候由、被仰置候間、善右
早船ヲ買上    |  衛門と談合候て、被召置候様ニとの事ニ候、ねたんの儀ハ定り不申候事
買価ハ未定    |
         |


■読書の傾向・私の本棚(1)

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 終活ではないが、ふとわが本棚に並ぶ蔵書のリストを作ろうと思い至った。
ほぼ定位置にこのように並んでいる。なんとなく場所は覚えていて取り出すのには添う苦労もしていない。
段ボールに入ったままの本については、何が入っているのかとんと判らない。
この間一つ開いてみたら、建築関係の本が出てきて、床に座り込んでの久しぶりの再会と相成った。
いろんな論考や古文書のリストも追々作ってみようかと思っている。

        1、梅鉢草‐思いつくまま‐          寺島雅子
        2、老松町の殿様
        3、細川幽齋と舞鶴
        4、細川三斎 茶の湯の世界         矢野誠一郎
        5、利休随一の弟子・三斎           同上
        6、春灯雑記                司馬遼太郎
        7、戦国細川一族 細川忠興と長岡与五郎興秋 戸田敏夫
        8、肥後学講座 Ⅰ
        9、肥後学講座 Ⅱ
      10、肥後学講座 Ⅲ
      11、新肥後学講座
      12、細川忠利 ポスト戦国時代の国づくり  稲葉継陽
      13、細川藩の終焉と明治の熊本
      14、重賢公逸話              川口恭子
      15、細川侯五代逸話集           大島明秀
                 16、肥後藩の庶民事件録 日本近代自由刑の誕生  鎌田 浩
      17、木下韡村の生涯とその魅力 韡村書屋に集まる廉潔の志士たち  木野主計
      18、熊本の消えた地名
      19、くまもと城下の地名
      20、熊本城の被災修復と細川忠利 近世初期の居城普請・公儀普請・地方普請  後藤典子
      21、想出の人々 揮麈憶往録        細川護貞
      22、熊本藩侍帳 人名索引         
      23、熊本藩役職者 人名索引
      24、肥後八代・松井家 御家人帳
      25、熊本藩家老・八代の殿様 松井章之の江戸旅行日記
      26、画引きくずし字解読辞典
      27、アプリで学ぶくずし字
      28、古写真に探る 熊本城と城下町
      29、フォトグラフ熊本城
      30、熊本城 歴史と魅力
      31、名城を行く 熊本城
      32、西南の役関係文献目録
      33、芸術新潮 熊本城築城400年記念特集「細川家 美と戦いの700年」
      34、細川家の700年 永青文庫の至宝
      35、甲斐青萍 熊本街並画集
      36、花畑屋敷四百年と参勤交代
      37、震災復興のメモリー熊本
      38、熊本地震の経験・教訓ー平成28年度熊本地震の検証からー  熊本県
      39、熊本地震と熊本城 特別講演会              (財)熊本城顕彰会
      40、平成28年熊本地震 被災文化財の復旧の歩み        熊本県教育委員会
      41、熊本明治震災日記                    熊本市都市政策研究所
      42、大嶋家文書の世界 若殿道中記 たみ縁組
      43、三河吉田藩・お国入り道中記               久住祐一郎
      44、熊本藩の社会と文化「八代古文書の会会報1~50合冊」   蓑田勝彦
      45、伊勢道中日記帳                     下津 晃
      46、幕末熊本の軍政と鉄炮                  平田 稔
      47、伊能忠敬没後二百年記念・ご用測量熊本県資料集      平田 稔
      49、市政百周年記念 熊本・歴史と魅力            熊本市
      50、歴史への招待・西南の役と玉東町             
      51、五嶋又兵衛の出奔と細川忠興               行橋市教育委員会・歴史資料館
      52、切絵図・現代図で歩く・江戸東京散歩
      53、嘉永・慶応江戸切絵図
      54、全国昔話資料集成6 肥後昔話集
      55、細川三代 幽齋・三齋・忠利               春名 徹
      56、細川家古文書から 武将幽齋と信長
      57、奔放なる江戸「春画」
      58、肥後恕斎日録 第一巻
      59、  同上   第二巻
      60、幕末武家の時代相 上          吉村豊雄
      61、  同上     下
      62、異風者伝                井上智重
      63、江戸状の宮廷政治            山本博文
      64、怡園随筆 茶・花・史          細川護貞
      65、細川幽齋                細川護貞
      66、永源師壇紀年録幷付録
      67、京の古寺から 13 高桐院
      68、肥後文献解題
      69、肥後古記集覧
      70、肥後武道史
      71、氏家家永代記録
      72、西国武士団関係資料集 八 財津文書・野上文書
      73、海事史研究・第30号 早船之規矩(一)
      74、宇土細川氏藩政関係資料調査報告書(ニ)
      75、菊池市歴史研究資料 中嶋伊三郎 御触状・諸達扣
      76、肥後細川家分限帳            青潮社
      77、肥後旧藩士録名簿            高田家
      78、魚雁集 細川家に残っている手紙     細川護貞
      79、勝龍寺城今昔物語            
      80、上天草市史2 大矢野氏の活躍
      81、上天草市史3 天草島原の乱とその前後
      82、新史料による天草・島原の乱 その時、徳川幕府軍はどう考えたか
      83、天草島原の乱 細川家史料による     戸田敏夫
      84、敗者の日本史14 島原の乱とキリシタン  五野井隆史 
      85、島原合戦記 原本現代訳
      86、街道をゆく17 島原・天草の諸道     司馬遼太郎
      87、天草キリシタン史「十字架の旗の下に」  北野典夫
      88、近世初期天草キリシタン考
      89、完本・春の城              石牟礼道子
      90、はるかなる天の河            島 一春
      91、島原の乱                煎本増夫
      92、日本切支丹宗門史・上          レオン・パジェス
      93、   同     中           同
      94、   同     下           同
      95、私説・ミジンコ大全           坂田 明
      96、ワインの基礎知識
      97、日本のメダカを飼おう
      98、ティンパニストかく語りき        近藤高顯
      99、江戸という幻景             渡辺京二
      100、逝きし世の面影                同

           

      

■元和拾年 萬覚書(59)

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                          (元和十年四月)廿六日

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         |一、廿六日  道倫 助二郎  当番  朝曇
         |  
三斎へ端午ノ呉服 |一、大坂ゟ、小早ノ御船頭田辺長介罷下舟ニ、吉田之さうじ坊主安心、妻子迎ニ罷下ニ、斎藤少三郎・
弓拾張下着    |  蒲田次左衛門・小野九右衛門ゟ、 三斎様へ端午ノ御帷子共下ル、又、■御弓拾張下候事
         |
         |    (可政)    (友好)                 ・大田八郎右衛門、町三右衛門、
立花宗茂ヲ饗応  |一、加々山主馬・松井宇右衛門・富田十大夫・金守山三郎、立花飛騨殿御上洛ニ付而、御振舞奉行ニ
         |  被参候事、次ニ料理人無御座候条、被仰付可給由之事        〃
         |
船頭惣奉行椛榔網 |一、御船頭鏡善右衛門・同多兵衛登城ニ而、銀無御座由被仰候へとも、先申置候、御船共ニつな無御
ヲ求ム      |  座候条、被仰付候而可被下候、つぐ可然存候、銀九百目程入申由之事
         |
江戸詰路地ノ者交 |一、御路路孫兵衛登城候而、江戸御路地之者御かわり、私等見立候分ニ而ハおほつかなく御座候条、
替選任      |  御奉行衆ゟ、被仰付可被下候由申候へバ、其方見立候而、此方へ可申候、左候は可申付由之事
         |                      耆闍崛山羅漢寺
下毛郡奉行羅漢寺 |一、木村九郎兵衛登城、明日御郡へ参候、然ハ、らかん寺之くり損申候間、つくろい可被仰付哉と
庫裡ノ修理ヲ伺ウ | (ママ)                                       (根継)
椎田茶屋厩ノ柱修 |  の、則、河田八郎右衛門ニ被申渡候ヘハ、椎田御茶屋御馬屋ノ柱ノねつきニ、御大工と奉行を遣
理ノ大工ニ検分セ |  候間、此奉行を直ニらかん寺へ見せ可遣由之事  
シメム      |
         |

                
                

                


■読書の傾向・私の本棚(2)

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                 101、幕末下級武士の絵日記          大島敏明
        102、武士の絵日記               同
        103、北嶋雪山の生涯             高野和人
        104、貧農史観を見直す            佐藤富雄・大石慎三郎
        105、逃げる百姓、追う大名          宮崎克則
        106、古事記 上
        107、 同  下
        108、神々の流竄               梅原 猛
        109、近世史用語辞典
        110、近世農政語彙集
        111、熊本の近世用語事典
        112、木下延俊慶長日記            二木謙一
        113、慶長大名物語               同
      114、完本文語文               山本夏彦
      115、本で床は抜けるのか             西牟田 靖
      116、漢文のルール              鈴木健一
      117、漢文の素養               加藤 徹
      118、日本語「標準形」の歴史         野村剛史
      119、論語と算盤               渋沢栄一
      120、富士山大噴火と阿蘇山大爆発       巽 好幸
      121、福岡かるた風土記            岡部定一郎
      122、藩とはなにか              藤田達生
      123、近世大名家臣団の社会構造        磯田道史
      124、成熟する江戸              吉田伸之
      125、家紋の話 上絵師が語る紋章の美     泡坂妻夫
      126、芭蕉・奥の細道
      127、殿様生物学の系譜
      128、国立教育研究所紀要 第115集 お雇い日本人教育の研究
      129、幕末京都の政局と朝廷 肥後藩京都留守居役の書状・日記から見た  宮地正人
      130、草書前赤辟賦
      131、肥後国中寺社御家人名附         松本寿三郎・城後尚年、校訂
      132、肥後藩手永総庄屋一覧
      133、近世大名の「領国支配の構造」      花岡興輝
      134、福岡県史 近世史料編‐細川小倉藩(一)
      135、       同       (ニ)
      136、       同       (三)
      137、熊本藩町政史料(一)
      138、   同   (ニ)
      139、   同   (三)
      140、細川家家臣略歴             川口恭子
      141、肥後細川家侍帳(一)          松本寿三郎
      142、   同   (ニ)            同
      143、   同   (三)            同
      144、   同   (四)            同
      145、熊本藩侍帳集成               同
      146、平成宇土・細川家系譜          光永文熙
      147、家紋の事典
      148、家紋                  樋口清之
      150、肥後文献叢書 (一)
      151、   同   (ニ)
      152、   同   (三)
      153、   同   (四)
      154、   同   (五)
      155、   同   (六)
      156、肥後先哲偉蹟(正・続)
      157、   同  (後編)
      158、肥後人名辞書
      159、寛永時代                山本博文
      160、肥後史話                卯野木卯一良
      161、熊本のかたち・歴史と風土
      162、ふるさと 史跡と風土をたずねて
      162、肥後武将の源流             高田泰史
      163、宮本武蔵玄信の実像             同
      164、池辺啓太春常              平田 稔
      165、熊本藩士・木村哲太と侍ネット        同
      166、万延元年遣米使節・航米記    肥後藩士木村哲太
      167、文久航海記               三浦義彰
      168、花のパリへ少年使節・慶応三年パリ万国奮闘記  高橋邦太郎
      169、ジョン・マンと呼ばれた男・漂流民中浜万二郎の生涯  宮永 孝
      170、維新前夜・スフィンクスと34人のサムライ 鈴木 明
      171、幕末明治英語物語            高梨健吉
      172、明治からの伝言・若々しい老人たち    永 六輔
      173、紀行西南の役              清水幸義
      174、日録田原坂戦記             勇 知之
      175、明治十年丁丑日記・五野保萬日記
      176、西南の役関係文献目録          菖蒲和弘
      177、お伽衆宮本武蔵             井上智重・大倉隆二
      178、身は修羅の野に             島田真祐(島田美術館館長)
      179、新・熊本の歴史 1(古代・上)
      180、   同    2(古代・下)
      181、   同    3(中世)
      182、   同    4(近世・上)
      183、   同    5(近世・下)
      184、   同    6(近代・上)
      185、   同    7(近代・中)
      186、   同    8(近代・下)
      187、入門・江戸時代の熊本          松本寿三郎
      188、甲斐党戦記               荒木栄司
      189、肥後国衆一揆                同
      190、細川霊感公
      191、細川霊感公・全             熊本県教育会編纂
      192、肥後先哲評傳              日本談義社
      193、殉難十六志士傳             櫻山同志會編纂
      194、飢餓日本史               中島陽一郎
      195、飢餓                  荒川秀俊
      196、仁助咄(熊本県資料集成4)                
      197、仁助咄                 矢部町教育委員会
      198、太陽コレクション・城下町古地図散歩7 熊本・九州の城下町
      199、浅井日記                作者不詳
      200、久美浜風藻(丹後久美浜詩歌文集)           

■私の本棚・閑話休題

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 私の本棚に並んでいる著名を書き出しているうちに、あったはずの本の行方が気になったりして、いろいろ探したりするうちに作業の手が止まってしまった。
ついでにと思いいろんな群に仕分けして置き場所を変更し始めたら、事は大ごとになってしまって、取り出した本が床に散乱し始めた。
これはまずい、まずは著名を書きあげる前に、本棚の整理をしなければと思い至った。図書館並みには参らぬが、群を作ろうと考えた。
これに沿って本棚に並べれば、大事して本を探さずに済む。番ボールも明けて行方不明の本を探さなければならない。

             ・古代~中世
             ・織田・明智・豊臣・徳川(江戸城や城下町)・加藤
             ・細川歴代
             ・近世~近代の熊本
             ・茶道
             ・侍帳・家分け・家紋
             ・諸家先祖附
             ・細川家関係
             ・熊本城・城下町
             ・熊本の書籍
             ・文献資料
             ・豊後関係
             ・蒙古襲来絵詞
             ・天草島原の乱
             ・西南の役・神風連
             ・図録
             ・研究誌・論考など
             ・一般
             ・俳句
             ・小説
             ・その他
             ・古文書関係
             ・我家の関係

こんな処でどうだろうかと、本棚を眺めまわしてしばし考えている。こんなところでボツボツ本棚の整理を始めようと思う。

■本の仕分け(1)

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 私の本棚の「仕分け」を始めました。随時書き込みを続けていこうと思います。

■細川家関係
   ・永源師壇紀年録幷付録 正伝永源院蔵本      阿波郷土会
   ・平成宇土・細川家系譜              光永文熙(自家版)
   ・細川幽齋                    細川護貞
   ・細川幽齋                    桑田忠親 
   ・藤孝事記                    荒木 尚
   ・幽齋と信長 細川家古文書から          熊本日日新聞社                  
   ・細川幽齋と舞鶴                 舞鶴市
   ・細川玄旨(小説)                佐藤雅美
   ・古今伝授 細川幽齋と和歌の道          新谷 弘
   ・細川三代 幽齋・三齋・忠興(小説)       春名 徹
   ・生存の法則 細川一族の闘い           加来耕三
   ・青竜寺今昔物語                 五十棲辰男
   ・細川時代の宮津                 中島利雄
   ・丹後史料叢書
   ・久美浜風藻<丹後久美浜詩歌文集>        斎田作楽編

   ・北国の雁 清原宣賢の妻  (小説)       千 草子   

   ・細川忠興軍功記                 牧丞大夫
   ・戦国細川一族 細川忠興と長岡与五郎       戸田敏夫
   ・細川忠興(小説)                浜野卓也
   ・利休隋一の弟子三齋・細川忠興          矢部誠一郎    (茶)
   ・細川三齋 茶の湯の世界              同       (茶)
   ・京の古寺から 13 高桐院             松長剛山・井上隆雄

   ・細川忠利 ポスト戦国時代の国づくり       稲葉継陽
   ・江戸城の宮廷政治                山本博文
   ・天草島原の乱 細川家史料による         戸田敏夫     (天草島原の乱)

   ・細川ガラシャと宮津城下町            宮津まちなか観光推進協議会
   ・貴理至端之精華 伽羅奢玉子夫人         宮島真一
   ・細川ガラシャ夫人                ヘルマン・ホイヴェルス
   ・細川ガラシャ夫人                近藤マサ
   ・細川ガラシャ                  田端泰子
   ・細川ガラシャ                  生方たつゑ                
   ・細川ガラシャ(上)(下) (小説)       小山寛二 
   ・細川ガラシャ夫人     (小説)       森田草平
   ・細川ガラシャ夫人     (小説)       三浦綾子
   ・LADY GRACIA (同上英文翻訳本)       翻訳・Susan Tsumura
   ・細川ガラシャ                  安 廷苑
   ・細川ガラシャの娘お長   (小説)       渋谷美枝子

   ・細川侯五代逸話集                大島明秀

   ・細川霊感公
   ・細川霊感公

   ・細川護貞著作(上記以外)
      ・怡園随筆 茶・花・史
      ・魚雁集 細川家に残っている手紙
      ・想出の人々 揮塵憶往録
      ・細川護貞座談 文と美と政治と       光岡明・内田健三

   ・その他
      ・春灯雑記(記事・護貞氏の話‐肥後細川家のことども‐) 司馬遼太郎
      ・梅鉢草ー思いつくままー          寺島雅子(細川護立侯・二女)
      ・老松町の殿様

■加藤家関係
   ・加藤清正妻子の研究               水野勝之・福田正秀
   ・続・加藤清正妻子の研究               同上
   ・加藤清正と忠廣(肥後加藤家改易の研究)     福田正秀
   ・肥後の清正・桐と葵のはざまを生きる       熊本出版文化協会            
   ・史伝・加藤清正                 安藤英雄
   ・清正公の南蛮服                 伊藤なお枝
   ・肥後本妙寺
   ・加藤忠正公菩提寺 泉福山・宗覺寺由緒 

  

■細川藩関係
   ・福岡県史 近世篇・小倉細川藩(一)(二)(三)
   ・逃げる百姓・追う大名 江戸の農民獲得合戦     宮崎克明
   ・綿考輯録 
   ・細川家記 (古文書)
   ・熊本藩町政記録 (一)(二)(三)
   ・藩法集7熊本藩
   ・熊本の近世用語事典
   ・熊本藩年表稿
   ・藩邸沿革                    藤本 修

 

■熊本の歴史全般
   ・肥後文献解題                  上妻博之
   ・肥後国誌 (上)(下)(索引)
   ・肥後國地誌集                  青潮社
   ・肥後讀史総覧(上)(下)            鶴屋百貨店
   ・平成肥後国誌                  高田廉一
   ・川尻町史
   ・益城町史
   ・新・熊本の歴史 (全8巻)           熊本日日新聞社
   ・入門・江戸時代の熊本              松本寿三郎
   ・肥後学講座(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)            熊日出版
   ・新・肥後学講座(明治の熊本)           同
   ・肥後武将の源流 (阿蘇氏)           高田泰史
   ・甲斐党戦記                   荒木栄司
   ・肥後国衆一揆                  荒木栄司
   ・熊本城の被災修復と細川忠興           後藤典子
   ・細川藩の終焉と明治の熊本            熊本歴史叢書
   ・熊本藩の庶民事件録・日本近代自由刑の誕生    鎌田 浩
   ・木下韡村の生涯とその魅力            木野主計
   ・肥後中村恕斎日録(一)(二)          同書・刊行委員会
   ・幕末武家の時代相(一)(二)          吉村豊雄
   ・幕末京都の政局と朝廷 肥後藩京都留守居役の書状・日記からみた  宮地正人   (我家関連)
   ・熊本藩の社会と文化 八代古文書の会1~50号合冊 蓑田勝彦
   ・くまもと商家物語                桑野豊助
   ・熊本御城下の町人(古町むかし話)        岡崎鴻吉
   ・肥後古記集覧
   ・熊本市史関係資料集 第一集・近世
   ・肥後武道史
   ・万延三年遣米使節・航米記            木村鉄太 
   ・熊本藩士 木村鉄太と侍ネット          平田 稔 
   ・池辺啓太春常                   同  
   ・幕末熊本の軍政と鉄砲               同
   ・伊能忠敬没後200年記念 御用測量・熊本県資料集  同

   ・宮本武蔵関係 
      ・宮本武蔵研究論文集            福田正秀 (続・行方不明???)
      ・宮本武蔵とその周辺 ‐書画を中心として‐  日本書芸院特別展観図録
      ・お伽衆宮本武蔵              井上智重・大倉隆二
      ・宮本玄信の実像              高田泰史
      ・身は修羅の野に(小説)          島田真祐(島田美術館長) 

   ・神風連関係
      ・
      ・
   ・西南の役関係  


      ・紀行西南の役                 清水幸義
      ・日録田原坂戦記              勇 知之
      ・明治十年丁丑日記・五野保萬日記
      ・西南の役関係文献目録           菖蒲和弘
      ・歴史への招待・西南の役          玉東町
      ・西南戦争古写真アルバム          熊本城顕彰会
      ・田原坂(西南の役連作)          橋本昌樹 
   ・熊本回廊・ジェーンズ              熊本日日新聞社

■家分け関連
   ・細川家家臣略歴                 川口恭子
   ・細川藩侍帳(一)(二)(三)(四)       松本寿三郎
   ・細川藩侍帳集成                  同
   ・肥後細川家分限帳                青潮社                
   ・肥後旧藩士録名簿                高田家
   ・熊本藩侍帳 人名索引              寺井博文
   ・熊本藩役職者一覧 人名索引            同
   ・肥後国中寺社御家人名附             松本寿三郎・城後尚年
   ・近世大名の領国支配の構造            花岡興輝
   ・肥後藩手永・惣庄屋一覧             森下 功
   ・肥後藩参百石米良家               近藤健・佐藤誠
   ・菊池木庭城と木庭一族              木庭實治
   ・財津文書・上野文書(西国武士団関係資料集八)
   ・肥後藩士・沢村家資料(全五冊)
   ・肥後藩士・寺井家資料  
   ・氏家家永代記録                 氏家弘隆
   ・澤家累代の歴史                 澤 治彦
   ・大友の末葉・清田一族              増補・清田泰興・清田幸一
   ・血路歴程                    城 朝龍
   ・西家・村松家・高道家のファミリーヒストリー   村松茂・村松由美子

 

                  未だ書き込み中

   



■疲労困憊いたしております・・・

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 本棚の整理と、所蔵する本のリストを作っていますが、約7時間ほど立ったり座ったり、本を出したり納めたりで疲労困憊です。
一向に奇麗になったとも思えませんが、いちおう私の意図するところの分類で入れ替えてみました。
動かしてリストを作っていると、見当たらない大事な本が数点存在することが判りました。
また買ったばかりで全く読んでいない本がたくさん出てきて驚きです。何でこんな本を買ったのか頭をかしげるものもあります。
小説類は過去に相当量処分したので意外とすっきりしています。文学全集などはもう読むこともなさそうで処分しようと思います。
相当ぼろくって、ブックオフなどに持ち込んでも値が付きそうにないものばかりです。
すこし午睡して疲れをとることにします。明日は(2)(3)をアップ予定です。


■出てきました「佐田文書」

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押入れに入れっぱなしの紙袋をしらべている中に「佐田文書」と記した袋が出てきた。
県立図書館で写真撮影してコピーしたものだが、嘉永六年のものが入っていた。
読み下しにチャレンジしたのは、ちょうど10年まえのことだが、全く歯が立たずお蔵入りとなっていた。
調べてみると、この当時の佐田家の当主は佐田右平で奉行を勤めており、この日誌の中に「今年七十五歳、実は七十三歳に罷成」と記しており、吉左衛門と名乗っている。資料によると、天保元年七月(大組付)~天保三年二月 高瀬町奉行、天保三年二月~天保五年九月 奉行副役、天保五年九月~安政元年八月奉行を勤めている。安政元年八月弐拾日没す、享年七十四とある。
つまり、亡くなる前の年の日誌であることが判る。

初めてこの文書を見た時は、ちんぷんかんぷんで全く手に負えなかったが、今はどうだろうか。
この文書は読み下しがなされていないと聞く。表紙には余白部分を使い「アメリカ船四双、六月三日浦賀へ□来同十二日退、竜口ゟ御上様被指出見御出馬ノ命アリ」と書かれている。
そういう時期の、奉行職を勤めた人物の貴重な日記であるから、その内容には大いに興味が湧く。
10年たった私の読解力を試してみようかと考えている。

■強烈なこむら返り

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 昨日の長時間にわたる本棚整理がたたったと見えて、今朝4時ころ、右足ふくらはぎが強烈なこむら返りに見舞われた。
「来る」と思ったとき、つま先を手前に引き上げると何とか予防できるのだが、今朝は毛布が足元に絡んでそれが出来なかった。
痛いのなんの、約一分ほど悶絶状態、なんとかベッドから降りて反ったままの足首を床につけて体重をかける。
随分長く感じられたがなんとか痛みから脱出して、恐る恐るベッドに入る。また起こった時の用心に、右足を出したままの状態である。
アラームが鳴る迄ウトウト状態で定時起床、夜明け前でまだ暗いが、今日の散歩は足の状態を見ながら、時間変更することにした。
そうでなくとも、相変わらず左の股関節が痛いというのに、右足ふくらはぎはパンパンに張って、鈍痛状態で触るのも怖い状態だ。
少々歩いてみるが、なんとも無様な有様、朝食まではじっとしておこうとPCのまえに座り込んだ。
こむら返りは何度も経験しているが、右足は初めてのように思う。
就寝中のこむら返りは、何らかの病気に起因するとも聴くが、どうなんだろう・・・・
「開かずの段ボール」が数個押入に鎮座しているが、引っ張り出すのに障害物が多いので、これはしばらくは手つかずにしよう。
右足ふくらはぎが「ズン/\/\/\」と脈打っているのが感じられる。とんだ災難が今日の始まりと相成った。


■仕分け(2)

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■日本の歴史全般
    ・古事記
    ・日本書紀
    ・伊勢神宮                 川添 登
    ・民と神の住まい               同     (講談社学術文庫)&(光文社)
    ・伊勢神宮                 所 功
    ・神々の流竄                梅原 猛
    ・日本の神々                平野仁啓
    ・記紀歌謡                 益田勝実
    ・藤原不比等                上田正昭
    ・蒙古襲来絵詞を読む            大倉隆二
    ・蒙古襲来                 服部英雄
    ・蒙古襲来と神風               同
    ・無縁・公界・楽              網野善彦
    ・戦国時代の貴族「言継卿記」が描く京都   今谷 明
    ・京都1547年 描かれた中世都市       今谷 明
    ・兼見卿記                 東京大学史料編纂所編                
    ・流浪の戦国貴族近衛前久          谷口研語
    ・応仁の乱                 呉座勇一
    ・戦国武将                 小和田哲男
    ・戦国武将の明暗              本郷和人
    ・戦国夜話                  同
    ・戦国坊主列伝               榎本 秋
    ・足利義昭                 奥野高広
    ・信長                   秋山 駿
    ・信長発見                 秋山 駿
    ・本能寺と信長               藤井 学
    ・信長と十字架               立花京子
    ・織田信長の実像              金子 拓
    ・織田信長 最後の茶会             小島 毅
    ・信長軍の司令官              谷口克弘
    ・信長の天下所司代 筆頭吏僚村井貞勝     同
    ・回想の織田信長・フロイス「日本史」より  松田毅一・川崎桃太
    ・織田徳川同盟と王権            小林正信
    ・明智光秀の乱                同
    ・本能寺の変四ニ七年目の真実        明智憲三郎
    ・桃山の人びと               吉村貞司
    ・秀吉・英雄伝説の軌跡           津田三郎
    ・能に憑かれた権力者 秀吉能楽愛好記    天野文雄
    ・秀吉を襲った大地震            寒川 旭
    ・秀吉と海賊大名              藤田達生

    ・小牧・九州・小田原の役
    ・中国・山崎・賤ケ嶽の役
    ・関ヶ原合戦と大阪の陣           笠谷和比古
    ・関ヶ原合戦 戦国の一番長い日       二木謙一
    ・「その後」の関ヶ原              同
    ・日本の戦史・関ヶ原の役 (1)(2)   旧参謀本部編纂
    ・芸術新潮「関ヶ原&大阪の陣」
    ・週刊朝日百科「日本の歴史29」 関ヶ原合戦の変遷
    ・特別展・秀吉と大坂城 図録        大坂城天主閣
    ・伏見くれたけの里(伏見城の戦いを含む)  伏見信用地域協力基金  
    ・徳川将軍と天皇              山本博文

    ・木下延俊慶長日記             二木謙一
    ・慶長大名物語                同

    ・寛永時代                 山本博文
    ・殉死の構造                山本博文

    ・雑兵たちの戦場              藤木久志
    ・鎧をまとう人びと             藤本正行  
    ・雑兵物語                   
    ・雑兵物語・おあむ物語(附 おきく物語)

    ・日本切支丹宗門史(上)(中)(下)
    ・ヒュースケン日本日記

■歴史一般
    ・日本史の一級資料             山本博文
    ・歴史の楽しみ方              磯田道史
    ・日本史の森をゆく             東京大学史料編纂所
    ・記憶の歴史学 史料に見る戦国       金子 拓
    ・史実を歩く                吉村 昭
    ・刀の日本史                加来耕三
    ・琉球王国                 高良倉吉
    

■江戸という時代 江戸城 街道 武士 
    ・武江年表(1)(2)           斉藤月岑著・金子光春校訂
    ・江戸時代                 北島正元
    ・江戸時代                 大石慎三郎
    ・江戸時代を考える             辻 達也
    ・江戸城                  村井益男
    ・江戸城 本丸御殿と幕府政治        深井雅海
    ・江戸幕府の参考図書館・椛山文庫      福井 保
    ・江戸藩邸物語               氏家幹人
    ・大名屋敷の謎               安藤優一郎
    ・将軍と側用人の政治            大石慎三郎
    ・江戸大名のお引っ越し           白峰 旬
    ・近世大名家臣団の社会構造         磯田道史
    ・成熟する江戸               吉田伸之
    ・江戸のお金の物語             鈴木浩三
    ・江戸時代の先覚者たち           山本七平
    ・江戸の遺伝子               徳川恒孝
    ・江戸御留守居役の日記           山本博文
    ・鳶魚で江戸を読む             山本博文
    ・江戸時代の身分願望            深谷克己
    ・武士と世間                山本博文
    ・男の嫉妬 武士道の論理と心理       山本博文
    ・武士道とエロス              氏家幹人
    ・旗本御家人                氏家幹人
    ・武士道                  新渡戸稲造/奈良本辰也訳
    ・「武士道」解題              李登輝
    ・武士道 文武両道の思想          山岡鉄舟・勝海舟/勝部真長編
    ・武士の家計簿               磯田道史
    ・江戸武士の日常生活            柴田 純
    ・防具と暮らしの江戸時代          小泉和子
    ・考証・江戸を歩く             稲垣史生
    ・大江戸橋物語               石本 馨
    ・大江戸長屋ばなし             興津 要
    ・参勤交代                 山本博文
    ・箱根関所物語               加藤利之
    ・流通列島の誕生              林玲子 +大石慎三郎
    ・貧農史観を見直す             佐藤常雄+大石慎三郎
    ・新修・五街道細見             岸井良衛  
    ・江戸文人のスクラップブック        工藤 宜    
    ・藩とは何か 江戸の「泰平」はいかに誕生したか  藤田達生  
    ・御家騒動                 北島正元  
    ・御家騒動                 福田千鶴

    ・江戸の坂東京の坂(一)(二)       横関英一
    ・江戸という幻影              渡辺京二
    ・逝きし世の面影               同
    ・薩摩から江戸へ 篤姫の辿った道      半田隆夫     

 

■幕末・明治
    ・孝明天皇と「一会桑」           家近良樹
    ・明治維新という幻想            森田健司
    ・長州戦争                 野口武彦
    ・武士の娘 (A Daughter of the Samurai) 杉本鉞子/大岩美代訳
    ・明治人の姿                櫻井よしこ
    ・ある明治人の記録             石光真人
    ・旗本夫人が見た江戸のたそがれ・井関隆子のエスプリ日記 深沢秋男
    ・幕末下級武士のリストラ          安藤優一郎
    ・幕末下級武士の絵日記           大岡敏昭
    ・武士の絵日記                同
    ・秩禄処分                 落合弘樹
    ・文久航海記                三浦義彰
    ・花のパリへ少年使節            高橋邦太郎
    ・ジョン・マンと呼ばれた男 漂流民浜万次郎の生涯  宮永 孝
    ・維新前夜 スフィンクスと28人のサムライ  鈴木 明
    ・幕末史                  半藤一利
    ・幕末百話                 篠田鑛造
    ・明治天皇という人             松本健一
    ・明治人ものがたり             森田誠吾
    ・幕末明治英語物語             高梨健吉
    ・明治日本散策 東京・日光         エミール・ギメ/岡村嘉子訳

    ・龍馬の金策物語              竹下倫一
    ・龍馬を超えた男・小松帯刀         原口 泉
    ・内村鑑三の生涯              小原 信

■仕分け(3)

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■江戸・大坂・京都
   ・切絵図・現代図で歩く 江戸東京散歩       人文社
   ・嘉永・慶応 江戸切絵図              同
   ・太陽コレクション地図 江戸・明治・現代
   ・隅田川気まま絵図                松本 哉
   ・江戸時代図誌・江戸(1)(2)(3)      筑摩書房
   ・江戸古地図物語                 毎日新聞社
   ・大坂古地図物語                  同
   ・大坂城落城異聞                 高橋 敏
   ・大阪の陣豊臣方人物事典             柏木輝久
   ・かわら版新聞 大坂夏の陣から豪商銭屋五兵衛の最後  平凡社
   ・  同上   江戸開城から東海道全線        平凡社

■熊本城と熊本の街・他
   ・古写真に探る 熊本城と城下町          富田紘一
   ・熊本城歴史と魅力                富田紘一
   ・フォトグラフ 熊本城
   ・名城を行く 熊本城

   ・花畑屋敷四百年と参勤交代            吉村良治
   ・甲斐青萍熊本町並画集              伊藤重剛
   ・マンスフェルトが見た長崎・熊本         長崎文献社
   ・熊本・歴史と魅力                熊本市
   ・くまもと里山紀行                熊本日日新聞社  
   ・日本歴史地名大系 熊本県の地名         平凡社

■豊後関係
   ・角川日本地名大辞典・大分県
   ・二豊小藩物語(上)(下)
   ・関手永の農民生活誌               神崎信博
   ・浦番所その実相                   同
   ・竹田の寺
   ・ふるさとの歴史探訪「御舟歌」復活によせて   
   ・豊後街道を行く                 松尾卓次
   ・豊後国村明細帳(九)
   ・研究小報 第23集 復刊「鶴崎歴史散歩」
   ・豊かなる海 瀬戸内と豊後            大分市歴史資料館
   ・絵図に見る 近世後期の肥後領鶴崎        大分市教育委員会
   ・知ってるつもり?小藩分立            大分県立先哲史料館
   ・脇蘭室全集            

 

■古文書関係
   ・くづし字解読辞典                児玉幸多
   ・くづし字用例辞典                 同
   ・画引きくずし字解読字典             くずし字研究会
   ・アプリで学ぶくずし字            

 

■俳句関係 漱石 子規
   ・合本・俳句歳時記(角川・第四版)
   ・奥の細道                  
   ・久保田万太郎回想
   ・久保田万太郎の俳句               成瀬櫻桃子
   ・俳句の天才・久保田万太郎            小島政二郎
   ・久保田万太郎                  戸板康二
   ・富安風生
   ・漱石くまもとの句200選             坪内稔典
   ・日めくり子規・漱石 俳句でめぐる365日     神野紗希
   ・友あり駄句あり三十年              東京やなぎ句会
   ・五・七・五 句宴四十年               同
   ・句々快々「話の特集句会」交遊録         矢崎泰久
   ・風天 渥美清のうた               森 英介
   ・おんなふたり 奥の細道迷い道          吉行和子・冨士真奈美
   ・俳句上達法                   楠本憲吉
   ・秀句十二か月                  能村登四郎
   ・わが俳句交遊録                 車谷 弘
   ・俳句は下手でかまわない             結城昌治
   ・山頭火句集
   ・山頭火・虚子・文人俳句             斉藤英雄
   ・一句百景 俳句と私               朝日新聞学芸部
   ・勿体なや祖師は紙子の九十年・大谷句仏      山折哲雄
   ・酒縁歳時記                   佐々木久子(雑誌「酒」主宰)
   ・「酒」と作家たち                浦西和彦
   ・露伴の俳話                   高木 卓
   ・俳句の秘宝                   鷹羽狩行
   ・俳句の魅力                   小沢信男
   ・俳句的人生                   橋本強司
   ・句集・探海以後                 大久保橙青(熊本出身・元労働大臣)
   ・上海すみれ会句帳                
   ・漱石俳句を楽しむ                半藤一利

   ・漱石先生ぞな、もし(一)(二)         半藤一利
   ・漱石の長襦袢                  半藤末利子
   ・漱石の思い出                  夏目鏡子述・夏岡譲筆録
   ・心を癒す 漱石からの手紙            矢島裕紀彦  
   ・吾輩は猫である (小説) 
   ・草枕      (小説)

   ・病牀六尺                    正岡子規

■小説
   ・三屋清左衛門残日録               藤沢周平
   ・浪人の王者頭山満                杉森久英
   ・疵 花形敬とその時代              本田靖春
   ・人間失格                    太宰 治
   ・まだ見ぬ故郷(上)(下)            長部日出優
   ・鉄の首枷・小西行長伝              遠藤周作
   ・酒呑みの自己弁護                山口 瞳
   ・居酒屋兆治                   山口 瞳
   ・金閣寺                     三島由紀夫
   ・花と火の帝(上)(下)             隆 慶一郎
   ・西郷隆盛伝説                  佐高 信
   ・桜田門外の変                  吉村 昭
   ・伊能測量隊まかり通る              渡邊一郎
   ・ひねくれ一茶                  田辺聖子
   ・切腹考                     伊藤比呂美
   ・落日の宴 勘定奉行川路聖謨           吉村 昭
   ・定本・春の城                  石牟礼道子
   ・椿の海の記                    同
   ・西南役伝説                    同
   ・はるかなる天の海                島 一春  
   ・雲さわぐ 天草の代官鈴木重成          藤井素介 
   ・森 鴎外集  
   ・永井荷風集        
            未完

■エッセイ・その他
   ・陶庵随筆・西園寺公望              国木田独歩         
   ・定本一月一話                  准 陰生(中野好生)
   ・百代の過客(上)(下)             ドナルド・キーン
   ・続百代の過客(上)(下)              同上
   ・ベストエッセイ集・美女という災難        文芸春秋
   ・   同     死ぬのに良い日だ         同
   ・   同     カマキリの雪予想         同
   ・   同     人間はすごい           同
   ・私のコーヒー・スケッチ               同
   ・可否道                     獅子文六
   ・完本文語文                   山本夏彦
   ・殿様生物学の系譜
   ・天皇はどこから来たか              長部日出雄                 
   ・私説・ミジンコ大全               坂田 明
   ・ワインの基礎知識                若生ゆき絵
   ・日本のメダカを買おう  
   ・ティンパニストかく語りき            近藤高顯
   ・本で床は抜けるのか               西牟田 靖
   ・一日一書(01)(02)              石川九楊  
   ・定本・一月一話                 准 陰生(中野好男?)

   ・名前のはなし                  高橋公之
   ・名字と日本人 先祖からのメッセージ       武光 誠
   ・元号 年号から読み解く日本           所功・久禮旦雄・吉野健一
   ・独学で歴史家になる方法             礫川全次
   ・レポート・論文の教科書             小川仁志 
   ・日本語「標準形」の歴史             野村剛史
   ・漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?    加藤 徹
   ・漢文のルール                  鈴木健一
   ・論語と算盤                   渋沢栄一
   ・起請文の精神史 中世世界の神と仏        佐藤弘夫
   ・白隠 江戸の社会変革者             高橋 敏
   ・白隠 夜船閑話・薮柑子
   ・儒教三千年                   陳 舜臣
   ・禅林句集                    柴山全慶 
   ・三体千字文   (書)
   ・草書前赤壁賦  (書)
   ・明治からの伝言・若々しい老人たち        永 六輔
   ・赤メダカ                    立川談春
   ・福岡かるた風土記                岡部定一郎
   ・雑学明治珍聞集                 西沢 爽
   ・ヤマザキマリのリスボン日記           ヤマザキマリ
   ・天下無双の建築学入門              藤森照信
   ・肥後豆本
      ・風流肥後狂句酔選・現代末摘花(1,2)
      ・肥後狂句集                藤井陵玄
      ・振子紀行                 本木 冬
      ・蝗日記                  蒲池正紀

            未完

■親戚関係
   ・国立教育研究所紀要・第115集 お雇い日本人教習の研究 
      ・記事「(祖父のこと)
   ・金津於兎遺歌集                    (父の二従兄弟)
   ・日本近代医学史 幕末からドイツ医学導入までの秘話  金津赫生 (同上・嫡男)
   ・東京たより                   真藤長生 (大叔父)
   ・二等兵物語                   松前重義 (母方の大叔父)
   ・御進講録                    狩野直喜 (祖母の叔父)

 

■展覧会図録
   ・細川家の至宝「珠玉の永青文庫コレクション」
   ・衛星文庫・細川家の至宝             MIHO MUSEUM   
   ・大名細川家の至宝                山形県立美術館
   ・細川幽齋展                   熊本県立美術館
   ・永青文庫 細川家の歴史と名宝            同上
   ・細川ガラシャ                    同上
   ・愛と信仰に生きた 細川ガラシャ展        毎日新聞社
   ・関西の書家百人展・併催「細川家歴代藩主の書」  産經新聞
   ・ザ・家老 松井康之と興長            八代市立博物館未来の森ミュージアム
   ・松井家三代‐文武に生きた人々‐            同上
   ・千利休展
   ・大航海時代の日本美術              九州国立博物館
   ・江戸城                     江戸東京博物館・読売新聞社
   ・豊臣秀吉展                   大坂城天主閣
   ・後藤又兵衛の出奔と細川忠興           行橋市
   ・立花宗茂と柳川の武士たち(DVD)
   ・新史料による天草島原の乱            城南町教育委員会・九州文化財研究所
   ・特別展「雑兵物語の世界」            埼玉県立・歴史と民族の博物館

                       

 

 

■元和拾年 萬覚書(60)

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                          (元和十年四月)廿七日

         |                                           
         |一、廿七日   助二郎  甚左衛門〇  当番  晴天
         |
郡奉行由布院郡帳 |一、宇野七右衛門登城、由布ゐん郷帳目録持参仕候、則、御惣庄屋召連被参候事
目録持参     |
         |  (加嶋)      (藍嶋、規矩郡)
藍嶋へ金山見立  |一、かしま久左衛門、あいノ嶋へ金山ノ見立ニ可参候由申候て、登山仕候、則、小早御申付候、手伝五
         |  人召連候事
         |  (朽木昭和)
朽木昭和乳母子ノ |一、與七郎殿御うは子、上方へ御上り候ニ付、川口切手之儀申被遣候事
川口切手     |
伊与屋休庵死ス  |一、町人伊与屋休庵相はて申候事
         |
沼田延元上洛出船 |一、勘解由殿御出船之事
         |      (長門大津郡)
松屋道仁湯治届  |一、松屋道二、俵山へ湯治仕由、申上候事
         |
銀子十貫目 金箔 |一、片山示庵をのせ上候御船頭、中村次郎右衛門罷下候ニ、銀子拾貫目、御蔵本ゟ下、金薄壱萬枚・
壱萬枚 銀箔壱千 |  銀薄千枚、御鉄炮ノ薬かけ申斤両、持下候事
枚 玉薬ノ斤量  |
本庄久右上地ノ大 |一、本庄久右衛門上地、物成之内大豆百拾九石八斗三升五合七夕五才、此代銀弐貫壱六匁弐リン、右
豆代銀      |                        (氏久)
         |  之御船頭ニ指下候との、大坂御蔵奉行衆送状、田中猪兵衛・加藤新兵衛方へあて候て来候、則、
         |  御銀奉行衆ニ
         |  〇相渡被申候事
         |
三斎へ端午ノ祝儀 |一、小民ア殿へ、御奉行衆談合ニ被参候、 三斎様へ端午之御帷子持参候御使者、熊谷平左衛門ニ被
帷子ノ忠興書状ノ |  申付候、毎年 御書被参候か、当年ハ御書無之故、いかゝと談合、星野半大夫呼候而、御文言被
談合       |  相尋候へ共、覚不申由之事
         |
成敗セル加子與三 |一、御船頭与頭衆登城、御誅伐被 仰付候御加子與三左衛門闕所物之注文上ケ申候、女房之道具ハ其
左闕所物ノ注文  |  まゝ被遣分ニ候事
         |
三斎へ端午ノ帷子 |一、三斎様へ端午之御帷子、昨日上方ゟ下着、明日廿八日ニ、熊谷■平左衛門御使者に而持参仕候、
進上ノ忠利書状ノ |   殿様ゟ中津へ 御書ム御座候ニ而、御判帋有之ニ、 御書相認、進上、但、御直書ニ而ハ無之
執筆方      |                    (長岡景広)
直書デハナシ   |  候、長舟十右衛門へ被遣御書也、民ア殿・八郎左殿ゟ、中津御奉行衆へ添状有之
         |
豊後ノ穂蓼    |一、宇野七右衛門ニ被申付候豊後ノほたで、持上り候事
         |一、川田
         |〃 〃〃
         |
   

■★書状・豊後国日出藩主木下式部少輔・熊本宇土藩主細川大和守宛・江戸期2月・古文書★

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               ★書状・豊後国日出藩主木下式部少輔・熊本宇土藩主細川大和守宛・江戸期2月・古文書★

 細川大和守及び木下式部少輔にあてた書状とだとされるが、差出人が不明であることが残念。案文の控えか?
いろんな人物の名前が出てきて興味深い文書である。
本文五行目にある「金森兵部」とは「金森頼錦」だと推察されるが、頼錦が家督し兵部少輔と名乗ったのは享保21年(1736年)であり、宝暦8年(1758年)12月25日には、両国における治世をとがめられて改易となっている。奏者番などを勤めている。
そんな時期における細川大和守とは宇土細川藩4代の細川興里、木下式部少輔は日出藩の木下俊監か俊能であろう。

出品者の釈文(一部)には「・・・先刻及御報候処、金森兵部殿御約諾被成候処、明日に御成に付て難被参候由、急申来候、松平摂津守殿・松平宮内少殿にも御案内被仰遣候処、両所共に・・・断申来候、依之明日致延引之旨、追って日限相極」とあり、ここには、松平摂津守、松平宮内少の名前が見えるが、夫々官名のみで人物の確定が難しい。いずれにしろ、細川興里が1745年に没しているから、それ以前の約9年間に絞られる書状である。

手に入れようとは思わないが、勉強させてもらうには格好の資料ではある。感謝・・

■「弓上げ」という言葉

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 「弓上げ」という言葉があるが、現代では弓道をする人たちが弓力を上げることを指すらしい。

古文書に出てくる「弓上げ」どうもそうではないことが伺える。例えば
   一、私儀年寄申候間御弓上ケ申度奉存候、御前可然様ニ被仰上可被下候、以上
     (寛永十五年)八月十二日     神西与三右衛門尉(花押)

侍帳を見ると、神西与三右衛門は金右衛門とも称していたらしいが、
      (1)御弓二拾挺頭 千石  (於豊前小倉御侍帳)
      (2)御弓頭衆 千石 (肥後御入国宿割帳)
      (3)千石  (真源院様御代御侍免撫帳)   といった記録が残る。

(1)(2)においては、御弓頭を勤めていたことが確認でき、(3)「真源院(光尚)様御代御侍免撫帳」によると、どうやらその役職が解かれているらしいことが推量できる。
つまりこの願書は、年老いたので「御弓頭」の解任を願い出たものではないかと理解できる。

神西与三右衛門は、細川幽齋の葬儀に当たっては、「惣奉行ハ長岡式部興長・沢村大学吉重・益田蔵人正重、御火屋廻之警固、神西与三右衛門・牧丞大夫なり」と記録されていて、重要な役目を勤めている。
また、豊前時代の忠利の参勤のお供の名附けにも名前があり、弓頭-四十挺とみえる。細川家の肥後入国に当たっての「御行列之次第」によると、「御弓 四十張」とある。

寛永十五年の八月といえば、天草島原の乱の終結から半年ほどを経ている。島原の乱における与三右衛門の働きについてはつぶさにここに記す資料を持ちえない。綿考輯録なりその他の記録を確認したうえで追記することとする。
このことはすぐさま承認されていることが、「忠利公・光尚公御印物」(国史研究会・細川家文書ニ・p57、記事番号79)で判る。
十七年の三齋の参勤の期路に於いては、川尻の大渡の御船奉行を勤めていることの記録が残る。

一つの文言の意味を知る良い機会となった。


■スイッチバック

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 昼食後チャリンコで今日が返却日になっている本を図書館に返しに出かける。
一二資料を眺めて、一時間弱で退館する。帰りは図書館裏の水前寺から江津湖にいたる流れの散策道に出てみた。
ひざ丈よりも浅い流れは澄み切って、まだ高い日の光を受けて水もはキラキラと輝いている。
若者たちが四五人、外人も交えて釣りを楽しんでいる。途中で自転車を止めて脇の流れに下りてみる。ここは足首程の深さしかなく湧水が豊かである。
散歩道を一回りして帰路に就いた。
図書館の往復は「行きはよいよい、帰りは恐い」で、爺様には応えるだらだらの登り坂が続いている。
最近は休まずに一気に駆け上がることが出来なくなった。そこでジグザグのコースでなるだけ勾配を吸収しながら帰ろうと考えた。
まるで、豊肥本線のスイッチバックといった感じだ。距離的には五割増しほどになったが、疲れはさほどでもない。
秋風が爽やかではあったが、帰宅したころにはすっかり汗ばんでいた。

さて図書館からは、熊本日々新聞社の論説委員長や常務、主筆などを勤められた久野啓介氏の「宇土半島私記」を借りてきた。
ちょっと立ち読みをしてその内容に心を動かされたからだ。氏は私より6歳の年長だが、故郷に対する愛情と、豊かな記憶により宇土の地が紹介されている。
帰宅してから一気読みをしている。秋の夜長、PCを閉じて読了したいと思っている。

■平川さんの思い込み

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 昨日は借りていた本の返却日となったので図書館行き、特段プリントの予定もなくいろいろな資料を眺めていた。
我家と先祖を同じくする平川家の「平川文書」が気になって目次を眺めていると、古文書類とは別に平成10年に書かれた、ご子孫の一文の冊子が添付されていた。
「平川家文書」は貴重品扱いとなっているから、その閲覧にあたっては手を洗うことを求められる。
平成10年の冊子だが、同じ袋に収められているため同様の扱いだそうな・・

読んでいるとどうも違和感を感じる。新たに書き起こされた、共通の祖「磯部氏」から繋がる系図が間違っていることにも気づいた。
この間違った系図(下の写真)もさることながら、かなりの思い込みがあって若干わき道にそれた部分が見て取れる。
わずかな間違いも見て取れる。筆者に連絡を取りたいところだが、「個人情報」がネックとなっていて、教えてもらえない。
間違った思い込みが修正されることは望めない。

            

                            

              この図によると八人兄弟(妹)の二男庄左衛門の子太兵衛が平川姓を名乗ったとされるが、これが間違いである。
          兄弟は長五郎と庄左衛門の二人であり、庄左衛門に六人の子が有り、嫡男市右衛門の子が平川太兵衛である。
          我が家は庄左衛門を初代とし、次男である二代目が母方の姓を名乗って今日に至っている。

          何故磯部家の嫡流が平川姓を名乗ったか、不思議に思って居られるようだが、母親の家の姓を名乗ったのではない
          かと推理されているが、もしそうだとすると市右衛門と当家の又之允の生母は違うという事になる。
          さてこれは如何だろうか。父・庄左衛門は病気がちで熊本入りするとき生国へ帰国したい旨を兄・長五郎から申し
          出ているが、三齋公は八代へ来て養生することを進めている。そんな状態ではあり得ない話であろう。

          いろいろ推理を働かせて先祖を想うことは結構な事だが、それが思い込みとなってしまうことは大変危険である。
         

         

■元和拾年 萬覚書(61)

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                          (元和十年四月)廿八日

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         |一、廿八日   甚左衛門〇 道倫  当番  晴天
         |
         |          (左)
左官天守ノ辰口壁 |一、川田八右衛門・御佐官内田平蔵登城候而、御天守ノ辰口ぬり申ニ付而、玉子しまい仕候、玉子御
塗用ニ玉子ヲ求ム |  郡へ被仰付可被下由ノ事
         |
鷹師江戸ヘノ使ニ |一、御鷹師冨田彦右衛門登城候而、江戸へ御使ニ可遣由、被仰付候へ共、眼気相煩申候条、養生仕度
眼病故養生ヲ乞ウ |  存候、其御心得被成可被下由、申候へバ、両人之御奉行衆飯後被上候哉、談合可申由、横山進助
         |  被申候事
         |                        (吉弘統幸)
豊後ノ陣ノ戦死者 |一、宇野七右衛門登城ニ而被申候、 殿様御れう分ニ、吉ひろ加兵衛、ふん後ぢんノ時打じに仕候、
ノ弔所建立ヲ願ウ |  其御とぶらい所を、子共とも立申度由申候か、いかゝ御座候哉、御奉行衆へうかゞい被申候、く
         |  るしかるま敷由ニ候事
         |
         |      (河井)                      (富田)     被              申候
江戸ヘノ使ノ鷹師 |一、御鷹師権丞へ被申渡候、彦右衛門眼気煩申候ニ付、よ人へ差替候様ニと左候へゝ、せいし被仕候
ヲ差替ウ 病気故 |                              〃〃〃〃  
ノ誓紙ヲ書カシム |  やうニと被申渡候事、心得申候由ニ候、大野弥兵衛と申御鷹師被参候事
         |
子供ノ礫打ノ禁制 |一、佐分利作左衛門登城ニ而、主前ニ而、子供ともつぶてうち仕候間、高札御立候て可被下候由、被
願        |  申候事
         |
台所人眼気ニツキ |一、御台所新蔵眼気相煩申候ニ付、御上洛前ニ、深野左介を以替え、御いとま申上候、然は、女子召
暇願       |  連、在所へ罷帰候間、御川口御切手被下候様ニと申候、其時、御奉行衆へ左介何共不被申候間、
         |          (有之)                    存たる由、
         |  如何候哉、せうこ人■■は、可遣由、被申候、則、吉田喜雲、書を可仕候ニ付、さし帋被遣候事
         |

 

                          (元和十年四月)廿九日

         |                                           
         |一、廿七日   道倫  助二郎    当番 
         |
下毛郡麦帳    |一、下毛郡御奉行衆ゟ麦参候事
         |    (田代等甫)   (風脱)
絵師等甫ニ金屏風 |一、中津ノ等浦ニ、金屏弐双被 仰付候、御奉行を遣可然、不入儀かと、矢野少右衛門ニ被相尋候、
二双ヲ命ズ    |                    (箔)
制作奉行ノ要   |  小右衛門申候ハ、御奉行不仰付候ハヽ、薄之積り・日手間ノつもりしれ申間敷候条、御奉行被仰
箔日手間ノ積リ  |                                    (沢村吉重)
         |  付可然之由申候事、又、沢大学殿ゟへ、只今以使、被尋候ヘハ、等甫かたへ飛脚を被遣、御たつ
         |                 〃
三斎召船ノ船幕  |  ね可然候よし候、御奉行衆被申候ハ、中津御舟まくの儀を、御船頭衆ゟ■中津御船頭衆へたつね
         |  ニ遣候ヘハ、其まゝ 三斎様立 御耳候間、等甫儀も、中津御奉行衆ニへ可申入との返事不申候
         |  事                              〃
         |             (奈良鍛冶)
奈良鍛冶口入銀  |一、林太郎左衛門登城ニ而、ならかち左兵衛ニ口入銀仕候、然は、銀切手出次第ニ、切手ニ而取立候
切手ニテノ取立ハ |  へとの約束仕置候、然は共、切手ニ而ヲさへ申儀、御法度之由承及候、如何可被仰付哉と、相尋
法度       |            〃
奉行所関与セザル |  候へバ、借銀之儀、御奉行所ニ而取沙汰無之儀ニ候条、あいたい次第たるへき由、被仰申渡候事
故ニ相対タルベシ |                                        〃
         |
石垣ニ石ヲ支ウ  |一、勘平・與介登城候而、所々石垣かい石不死候は、崩可申所御座候条、かい石可申付由、うかゞい
         |  候ヘハ、仕候而可然由、被申渡候事
         |
金山へ秤天秤針口 |一、金山へはかり五ケ、天秤之針口被遣候事
         |
幕府蔵入由布院横 |一、由布院・横灘ノ目録仕立ニ、御惣庄や・御郡代宇野七右衛門登城仕候事
灘ノ目録仕立ニ惣 |
庄屋郡奉行等登城 |

■元和拾年 萬覚書(62)

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                          (元和十年四月)晦日

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         |一、晦日   助二郎  甚左衛門  当番 雨
         |
豊後府内ノ馬盗人 |一、昨日六時分ニ、ふん後ふ内ゟ、馬をぬすミ、はしり参候を、おいかけテ参候御横目衆之加判ノ状
追補ノ横目ノ加判 |  参候、ぬす人しれ不申候事
状        |           (長浜、規矩郡)                     ( 鱚 )
長浜漁人鱚語猟ニ |一、山本弥兵衛登城ニ而、長はまノれい人、馬嶋ノ前壱里斗おきニ而、きすこつり申候処ニ、たわら
俵懸ル      |  壱俵懸り申候、 それゟかけ申候ヘハ、四拾俵懸ケ上ケ申候、如何御座候哉、尋被申候事
         | (浅山)
         |  清右衛門ミな/\登城候て、可申入之由ニ候事
         |           (死)   (鏡)
加子二人病死   |一、御加子弐人、昨日病仕候由、善右衛門登城ニ而、申上候事
         |     (可成)
松下掃部借米   |一、加々山主馬・冨田十太夫登城、松下掃アニ、毎年御貸米被借下候、当年も御貸シ被成候様ニとの
         |  儀被申候、則、惣談ニかし可申由之事
上リシ俵ハ腐米  |一、永浜れうしとも取上ケ候米、殊外くさり申、其上、何国之米とも不知故、れうし共ニ可遣由之事
漁師ニ与ウ    |
台所人病気交替  |一、猪膝へ被遣、佐藤伝左衛門台所人煩候故、道家次右衛門所ノ台所人可遣ノ由、被申触候事 
         |

 

   (元和という年は九年ニ月三十日に改元しているから以降、寛永元年とするべきところだが、資料の記するまゝ「元和十年」として
    ご紹介してきた。その元和十年の資料はここで終了している。次回からは寛永元年八月日帳をご紹介する。)



■本棚整理、いまだ進行中

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 本棚整理をしながらリストを作ったりしていると、「こんな本を持っていたはずだが?」「どこに隠れているのだろう?」と捜索を始めると作業はとどまる所を知らない。
そんな中でこっそりAmazonやヤフーオークション、日本の古本屋などで注文した本が届き、これを奥方に見つかると大事になるから、時折こっそりとポストの確認も欠かせない作業がある。蔵書は減ることはなくまだ増殖中である。
又、何とか押し入れの段ボールを引きずり出して、日の目を見させ風に当てたいという思いもある。
さらに、大量の資料などのコピーがあるから、これも仕分けをしたいと思うし、取得した先祖附のコピーも順序良く整理しなければならない。
古文書類もリスト化が必要だが、整理中にとんでもないところから急に登場したりして、「えっこんなの持ってた?」と見入っていると、瞬く間に小一時間を浪費し一向前に進まない。

あれこれ考える中、ついに本棚を買うことにした。そうなると押し入れの大掃除と相成るから何時終りが見えるのか想像もつかない。
地震後の仮住まいと思い今のAPに引っ越したのだが、奥方はまだ引っ越したい気持ちがあるようだが、3年半がすぎすっかり腰が落ち着いてしまった。さらにこの歳になり、本の量を考えると今更引っ越しは願下げである。
デスク廻りは引っ張り出した、本や資料で足の踏み場もない。今日も一日老体に鞭打って頑張りましょう。

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