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Channel: 津々堂のたわごと日録
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■江戸詰め家臣の「休息」

 先祖附を読んでいると、江戸詰めをした人で「休息被仰付」という書き込みを度々見受ける。当初はある一定期間お勤めを離れて休暇がとれるのかと考えていたが、いくつかの例を読んでいるとどうやら一時期国元へ帰国することを言うらしいことに気づいた。ならばどういう条件がそろえば「休息」が得られるかというと、答を見つけることは出来ないでいた。...

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■木下韡村と輝かしい一族

                         室・高橋氏今村木下家     ‖--------------新十郎(室・昌子)-----新三郎 傳左衛門---+---真太郎(韡村)      |   ‖-------+----ツル(子爵・文部大臣井上毅室)      |  室・吉村氏 |      |       +----廣次(叔父・小太郎養子となる)      +----●     |...

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■「木下韡村日記」から、菊池武時のこと

 韡村・木下宇太郎は、天明十五年二月廿三日 (朝晴、午時雨一陣)は侍講を勤めているそんな中で取り上げているのが菊池家の事についてである。以下のように詳しく日記に書き記されているが、勉強不足の私は武時の姉君のことなどはとんと知らなかったが、こんな日記の記述で勉強することに相成った。    一、武時ニ一人ノ姉アリ隆盛     ノ女無雙の美人なりしかば、二条関白道平...

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■氏家家のこと(三)細川家・米田家・有吉家・沢村家等への繋がり

                         米田是長                   南条元信     ‖------+-----是季===是庸                               長岡與五郎興秋   ‖----------+----伊与  |                        ↑               ‖----------鍋    |...

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■用意周到 姫様御名の候補

 弘化三年九月廿九日の「木下韡村日記」九(一)に興味深い記述がある。 御誕生様若 御女子様ニ被為在候時之御用意ニ、御名之字撰出差出候様於御用人間被仰付候ニ付、撰擇左之通、但シ御障り多有之間、拾五字撰候様                        のり 御所様御名          温ハル 終温且惠   淵フチ 塞淵   琴   範ノリ 女箴幽閉之    蘭 ラン    馨 ケイ...

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■福岡県史・近世篇「細川小倉藩」に挑む

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■御名を憚り改名す

 木下宇太郎は江戸在勤中は藩主齊護および世子・慶前の侍読を勤めている。その慶前はわずか22歳という若さで、嘉永元年4月14日江戸で死去した。慶前は父・齊護がまだ宇土藩主であった頃の子で、少々時間を要したが嫡子と認められて本家に入っている。その跡に三人の姫が誕生しており、男子は天保六年(1835)に10歳違いの後の韶邦が誕生した。 嘉永四年(1851)十月六日の「木下韡村日記」に次の記録がある。...

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■福岡県史・近世篇「細川小倉藩」ご紹介のその前に

 昨日■福岡県史・近世篇「細川小倉藩」に挑むを書いたが、その前にほかの史料があることに気づいた。同じ小倉藩のにおける「元和七年 御印帳」という、忠利公の裁可文書をまとめたものである。1990年熊本大学史料叢書として発刊されている。ただし、その後続いて発刊されているのか不明である。(されていないのではないか・・・)...

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■暑中お見舞い申し上げます

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■齊茲公書状

                  江戸時代大名 肥後熊本藩第8代藩主 越中守 細川斉茲 書簡 消息 肉筆                        宛名が切り落とされているのが残念(有るとないとでは大違い)。内容は何の変哲もない新年の挨拶状でである。                          

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■元和七年・御印帳(七月朔日~十日)

       |     七月朔日       | 一、炭・油・薪余へ渡シ候時、請取人之切手ニ久右衛門加判之事 ●(忠利公朱印以下同)       |                     (組)       | 一、荒木五郎介、西郡長二郎・嶋又左衛門両人与ニ被成御入、御役当年ハ被成御免、元和八年       |   ゟ可仕旨被仰出候事 ●新造風呂舟  | 一、新造之御風呂舟与右衛門ニ御預ケの事...

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■お安く読むー最近の四冊

 ここ一週間の内に購入した四冊、こうして並べてみると建築を生業としていた自分をどこかに意識しているように思えて、驚いてしまった。 外れなしの本ばかりで納得・・・...

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■日常句

                  ひこばえの又一段と 五月雨  過日いささかの雨が降っていたが傘をさして散歩に出た。桜並木の老木は枝が朽ち落ちたりして痛々しいながら、残った枝々は新緑に覆われている。そして根元にはひこばえが幾筋も枝を広げつつある。ひこばえは元の木を弱らせるというが・・・・...

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■元和七年・御印帳(七月十一日~廿日)

         十一日 職人町の町家 |   (職人)売買            | 一、志よく人町之家、奉公人相たい仕買候而不苦御意之事     中津・小倉の | 一、御米之納様中津と小倉違可申、三齋様被仰付様よく候由御蔵奉行衆へ申渡候事蔵米納入方式 | (からむし)                  (修理)           (料)       |...

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■細川家起請文の世界

      現在ヤフオクに3,240円で出品されているが、永青文庫に直接注文すれば新品が1,500円+郵送料360円で入手できる。 これは東京の永青文庫で平成27年3月21日(土)~6月28日(日)に開催された 春季展「細川家起請文の世界」の図録である。 熊本ではその前年「第30回熊本大学付属図書館貴重資料展」で「誓いを立てる武士たちー細川家血判起請文の世界ー」展が催されており、...

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■御恵贈御礼「秀林院の謎」

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■元和七年・御印帳(七月廿一日~廿八日)

       |  七月廿一日       | 一、御鉄炮衆御門番ニ引申分抱たし可申旨御意之事 ●城下諸口の米 | 一、御門諸口御米留之儀如前々之ニ可仕事 ●留      |郡々人足遣  | 一、御郡々人足遣之儀過分ニ●人足入申候ハヽ御印を取遣可申候、少々之儀者御自分之者を       |   可被遣候、若御自分之者指相候時者駄賃ニ而可申付事 ●       |       |  七月廿二日...

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■月刊誌「ひととき」が紹介する、地震後の熊本の今

旅の月刊誌・ひとときの6月号が発刊された。時代劇研究家の春日太一氏が熊本を訪れ、各地を訪問して多くの人たちと語り合いながら取材をされた。とくに熊本城石垣の復旧にかかわる記事が目を引く。ご一読をお勧めする。     旅の月刊誌・ひととき    

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■木下宇太郎記録するところの松井氏の諫言

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■綱利の須佐美源左衛門宛 宛行状

                                                   須佐美源吾家二代・須佐美源左衛門宛の綱利の宛行状である。                          細川家家臣・須佐美氏

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