■御刑法方定式(1)
寶暦五年 御刑法方定式 四月より [付箋]「御自分被仰出帳之内書抜 寶暦五年二月廿八日 一死刑を被行候其日、御月番幷堀平太左衛門、當番之 死刑→刎首・斬・斬梟・磔・焚 御奉行は勤を引止宿いたし、慎を被仰付候 但、御刑日之御用ハ、其筋/\御順番ニ殘ル御衆 被有御助筈 以上」 [付箋]「徒刑之者慎之儀、本行之通御昇小頭より申渡來候 徒刑→懲役刑...
View Article■御刑法方定式(2)
類族御改御定式ヶ條之内 類族→キリシタン宗を信奉した者の一族7世までをいう語。女系の場合は4世まで。 一不届之仕形有之候とて、他國え追放堅不相成候、於御領 内所を被拂候儀ハ、類族改所へ被相伺ニ不及候、住所を 極させ、向方支配人衆え被申届、双方より書付を以可被 相達候事一死罪之儀前以類族改所え被相伺ニ不及候、誅伐等被仕候...
View Article■細川珠生著「私の先祖 明智光秀」
私の先祖 明智光秀 宝島社 著者はあの細川隆一郎氏の御長女細川珠生氏である。クリスチャンであり洗礼名は「ガラシャ」である。御先祖様を遡ると、血統正しいガラシャ夫人の長男・細川忠隆である。下って「牧崎・内膳家」と呼ばれた御家柄の内膳家一族ということになる。...
View Article■熊本県立図書館蔵「中路文書」目録(1)
熊本県立図書館が収蔵する細川家臣・中路家の「中路文書」は、貴重な文書や絵図217点が納められている。一見してその内容が知れるようにリストを作りたいと考えていたが、数年時間を費やしてしまった。2階にわたりご紹介する。各文書の頭の数字が通し番号であるが、「1~40」のように数字がないのは、当方で取捨選択したのですべてではないことをお断りしておく。 41御祝之御間諸御役々召出之図 中路 新之丞/写...
View Article■熊本県立図書館蔵「中路文書」目録(2)
110年中御規式 上,五節句其外御式 中,若殿様御式,後年御見合ニ成候扣 111雅之進様御具足御召初之扣, 天保7年3月11日訓三郎様御具足召初扣 113古手控 文政6 寺井 九郎助/写 -- -- 1823年 --114御客様一休 控 細川藩時代115御櫛図116御櫛之図117御具足御召物御略式之覚 (細川藩時代)118[御国記録] 「2月より12月迄之御手数」他 [元治] 中路 新之丞/写...
View Article■御刑法方定式(3)
一諸役人段以上之者被召捕候節は、御家老中え相達候上及 沙汰候、難被差延者ハ跡達ても相達候事 但、御目附衆付御横目も被指向候、尤御侍浪人なと被 召籠候節は、板乗物も被指越候事[付箋]「寶暦九年六月十一日 一御勘定所物書歩御小姓列蒲原久大夫、今日口問場よ り直ニ役割所明間ニ被留置候、此節御家老中え相達 可申哉と申談候處、久大夫儀被召籠候と申ニてハ無...
View Article■御刑法方定式(4)
御穿鑿者呼出日限幷御穿鑿相止候日柄左之通 呼出もの沙汰以後罷出候日數 壹里以上 中一日 三里以上 中二日 五里以上 中三日 七里以上 中四日 十里以上 中五日 十五里以上 中六日 二十里以上 中七日 以上 上益城 四里半より七里迄 甲佐手永 六里半より十四里迄...
View Article■あと三四日・・?
春という季節は中々の思わせぶりである。寒い朝を迎えたら、お昼は気温が上昇して窓を開け放ったりするほどである。散歩の道筋の並木の桜もまだまだ蕾が固い。ここ数日写真のような状態がの木がちらほら見れるようになって、開花はあと数日内であろう。...
View Article■御刑法方定式(5)
御國拂出被仰付候者、江戸御届之定式 一御領内之者御境目被拂出候節ハ、御留守居衆を以公義え 御届有之候ニ付、何方之者何某當年何歳、何月幾日御境 目被拂出候との儀書付、江戸詰御奉行え差越申筈候事 但、右之通御届有之候得ハ、其者何方ニても悪事仕被 召捕候ても、此方へ御渡不被成由候事 堀田相模守様より御渡被成候御書付寫 長崎近國ニて追拂ニ成候もの、又ハ致缺落候者とも、長...
View Article■御刑法方定式(6)
寶永二年二月一久留米有馬中務大輔様御領寂心と申出家、不届之儀有之 筑後久留米藩の第8代藩主有馬頼貴か。(久留米藩有馬家9代) 致缺落候ニ付て、見逢次第捕為可申、追手之者差越候、 此方御領分ニて見逢候ハヽ召捕申ニて可有之段、彼地町 奉行石田與右衛門・戸田八右衛門と申仁より、當御町奉 行衆え之添状持参、足輕恰好之者両人・小者三人當御町 え着仕候由、先年久留米より缺落人追手、歩行之もの両...
View Article■御刑法方定式(7)
享保十八年正月一八代鹽屋町惣七と申者、宇土郡戸馳村より薪を積、鹽屋 川口御番所ニて改を請、積荷札壹枚、鹽屋町問屋善七所 え持参仕候處、其夜鹽屋町出火ニて善七儀類焼ニ逢、右 之札壹枚焼失仕候、早速御番所え相達候處、其節取除候 諸道具之内え若入込居候儀可有之候間、得斗改候様ニと の儀ニ付、取除候道具重疊吟味仕候得共、相見不申候ニ 付、書付を以相達候由八代家司より相達候、致吟味候...
View Article■御刑法方定式(8)
覺 去ル四日、長鹽又七郎組石崎喜市と申者、御吟味之儀有 之候由ニて、廻役之者共直ニ組屋敷ニ被指越、被召捕候 以後、御役所より又七郎方え御紙面を以右之趣被仰聞候、 足輕共之儀は、従前々右躰之節ハ頭々え御沙汰御座候て、 頭より押差出來申候、然處今度右之通有之候てハ、御物 頭之格式も違申候付、■方ニも難成取計之筋違申候、此 ■扌偏に乄=締...
View Article■御刑法方定式(9-了)
四月 御物頭中 本文之趣令承知候、足輕共之内被召捕候儀有之、不急 之儀ハ頭々え御奉行より及沙汰、組頭より押差出候事ハ 勿論之儀ニ候、難指延至極急成押者之節ハ、組屋敷ニ居 候者たり共直ニ廻役指出せ召捕之、其段組頭え申届候様 ニ令沙汰候間、此段何も可被承置候、以上 五月 右之書付、月番石川理兵衛持参、當番山本一学え被相達 石川理兵衛➝2代茂昭か?...
View Article■熊本藩の刑法
藩法研究会編「藩法集 7 熊本藩」の全984頁を完了して、脱力感が半端ではない。毎日小難しい文章をタイピングしなくてよいという安堵感が強いが、一方今日からは何を取り上げようかという不安感がじわじわと襲ってきている。最後に「御刑法方定式」を9回にわたってご紹介してきたが、私の手元に「御刑律...
View Article■標準木はまだの様ですが・・
昼食後暖かさに誘われて散歩に出る。いつものコースにある桜並木の一本/\の咲き具合を確認しながら歩を進めたが、結構開花している。全てがこんな具合ではないが、開花宣言があって良い状態である。(熊本の桜の標準木は、熊本地方気象台が入居している熊本駅近くの合同庁舎の敷地内にある)...
View Article